結婚相談所から見た「いい会員」「悪い会員」

国際結婚

初めまして、落葉華子と申します。

結婚相談所のスタッフとして約10年間、仲人業と結婚相談所の運営に携わって来ました。

お仕事を始めた当初は一般的な日本人同士の婚活をサポート、最近5年はベトナムを中心に国際結婚のお仕事をさせて頂いております。

今回は結婚相談所から見た「いい会員」「悪い会員」という結婚相談所を利用する人にとって見えにくいテーマをご説明させて頂きます。

結婚相談所を探す人にとって、どの相談所を選ぶかは非常に重要ですね。

あまたある相談所の中からできるだけ評判のいい相談所を、できるだけ費用が抑えられる

かつ、確実に結婚が決まる相談所を、少しくらい費用が高くなってもいい、とにかく、自分の理想をかなえられる相談所はどこ?

人々の考え方はいろいろですし、それぞれの希望に合った相談所がきっとあるに違いないと誰もが思うはずです。

しかしながら、一方で、思う通りの婚活ができないために、相談所を次から次へと渡り歩いたり、相談所のアドバイザーに暴言を吐いたり、書き込みサイトに相談所の悪口を自分の都合のいいように書くという人は少なくないようです。

そんな人へ、ここで忠告です。

あなたは相談所が保有する(BL)に入っているかもしれません。

BLとはブラックリストですね。

もちろん、結婚相談所は自分の会員にBL入りする、BLしたとは言いません。

そのため、会員本人は自分の活動がうまく行かないのは、相談所のせい

辞めてせいせい、評判サイトに悪口を書いてすっきり!

と思っているかもしれませんが、相談所もネットワークで結ばれていますので、BL会員の情報は共有しています。

次にあなたが訪れた結婚相談所のスタッフはあなたを笑顔で迎えてくれるとは思います。

しかしながら、その笑顔の裏側にはすでにあなたのこれまでの足跡をインプットしており、

入会はさせるがその後のフォローは行わない、無駄だと思っている相談所もありますので注意が必要です。

また、入会してからの活動も大事ですが、入会前の相談、カウンセリングでも注意が必要です。相談所はいい会員、悪い会員を見極めるのは入会してからと思う一方、問い合わせの段階、入会相談会の時点でNGと思う客に対しては門前払いをするようです。

以下、相談所が門前払いと判断する客の特徴

  • 入会金他、まずは費用の話から始まり終始、費用の話しかしない客
  • 相手の話を聞かず、自分の話(自慢話)を30分以上する客
  • 以前の配偶者の話ばかりをする客
  • 国際結婚の相談で、相手の女性の国は政治的に日本と友好関係にないからそういう国の女性は選ばない方がいいか?と聞く客。

等々、これは一部かもしれません。

共通して言えることは、本来の婚活=お相手探しとは全然関係ないところに意識が行っているということですね。

では、どんな会員が相談所にとって、よい会員なのでしょうか?

一言で言えば「素直」に尽きると思います。

もちろん、素直とは、相談所のスタッフやカウンセラーの言いなりということではないです。

素直とは、まず、他人に嘘をつかない、自分に嘘をつかない

ということでしょうか。

他人に嘘をつかないとは先ほど書いたように、結婚相談所に何しに来た?

という問いに対して

まず、お金の話をする人というのは、無料で相手を紹介して欲しい、割引をして欲しい

と目論んでいる人です。

料金は当然ホームページに書いてありますし、そこまで料金のことを気にしているのなら、

まずは、そちらの相談所の入会金、登録料、お見合い料、成婚料は○○となっていますが

という会話から始めるでしょう。

まずは料金を確認しないで、結婚相談所はお金がかかることを知っていて、結婚できるまでいくらかかるか?

という質問はあり得ないですね。

逆にもし、ホームページに料金の掲載がないのなら、その相談所の門は叩かないことです。

相手の話を聞かず自分の話を30分以上する人はこれも、素直でないですね。

話相手は結婚相談所です。

相談を持ち掛ける場所で自分の話を永遠にして何になるのでしょうか?

まずは相談、どうしたらいいでしょうか?

から始まるのが当然ですね。

以前の配偶者のことをする人も何を考えているのでしょうか?

結婚相談所は未来への門です。

門をこじ開けるのではなく、後ずさりして、門から退出して何になるのでしょうか?

また、余談ですが、お見合い時に前妻の写真をお見合い相手の前に差し出して

「これが前の妻です。とてもよくできた妻でして‥‥」

信じられないかもしれませんが、終始これだけだったと聞きました。

男性は年配の方で再婚するために結婚相談所に入会し、お見合いをしようと臨んだようです。

前妻がどんなに素晴らしい女性だったか、それはそれはと思うこともできますが、これをやられたら、この男性には二度とお見合いのお話は来ないと思って頂いていかと思います。

最後に国際結婚の問い合わせでたまにあるのが、国同士の関係がうまく行かないと、男女の個人的な関係も同じと考えるという日本人男性です。

少し前ですと中国や韓国が反日運動をしているニュースがテレビに流れるのを聞いて、もしくは、日本が戦時中に中国や朝鮮半島を支配していた時代があったから、その国の女性は日本人男性を今度は復讐しに来るという理屈です。

これだけ聞くと、あり得ないと思われるかもしれませんが本当にあった話です。

単純に考えれば、中国や韓国の女性の魅力に気付いているくせに、歴史や関係性を理由に自分がアプローチできないことを認めていると同じでしょう。

【自分にも嘘をつく人、これは厄介です】

結婚相談所への嘘、偽りは結婚相談所を開業して間もない人でない限り、すぐ気付くでしょう。

しかしながら、結婚相談所にはとても素直な人に見え、入会金や月会費の支払いも問題なくしてくれる人でも実はそれは表向きの顔で、実は内心、自分は結婚不適合者だと思っている人もいます。

それはどんな人かと言いますと。

  • 異性が苦手、というより一緒にいたくない。
  • 年収が低く、生活力がない。
  • これまでの婚活で疲れ果てている。
  • 以前の結婚(結婚生活)がトラウマになっている。
  • 婚活していることで安心感を得られる。

上記に共通して言えることは、本人は絶対に自分は結婚なんてしたくない!

と拒否しているにもかかわらず、もう一人の自分が結婚に駆り立てているということです。

もちろん、結婚への憧れのようなものはあるでしょう。

結婚しなければ、将来が孤独になるという不安もあるでしょう。

しかしながら、結婚は電化製品を購入するのとは違います。

生身の人間と人間の、男と女の、赤の他人同士の格闘であると言えるでしょう。

その激しさに身を投じることを考えるならば、上記のような内面の事情を抱えながら

結婚を口にすることなぞおそろしいと言わざるを得ません。

それでも、人は他人を求め、将来の安定を求め、寂しさからの解放を求め、結婚を求めるのです。

ただ、やはり、それでも全員が結婚というゴールに辿り着き、これらを解決したかと言えるかは疑問です。最終的に結婚は自分には不向きであると最終的な結論に至り、別の道で自分を生かすことを知った人もたくさんいますし、そのような人の方が晴れ晴れとした生活を送っているとも言えます。

【結婚相談所の犠牲者になることも】

これまで、結婚相談所の立場からいい会員、悪い会員というアプローチを行いましたが、何も、結婚相談所が完全なる善であるとは言えない場合もあります。

この章では、結婚相談所から見た「いい相談所」「悪い相談所」というアプローチをしてみたいと思います。

【相談所に長居させようとする結婚相談所】

結婚相談所の費用は入会金、登録費、月会費、お見合い料、成婚料に大別されますが成婚料0円という謳い文句で集客する相談所もいます。

これを聞いた利用者は成婚料が0円ということは安いぞ!

と当然、思うに違いないです。

以下、結婚相談所の料金について

入会金:2万円~5万円

登録費:1万円~2万円

月会費:6千円~1万円

お見合い料:5千円~1万円

成婚料:30万円~120万円

このように見てみると、かかる費用として、成婚料の割合が最も高いです。

この成婚料が0円であることは、入会を考えている利用者にとっては魅力的な結婚相談所として映るはずです。

しかしながら、このような相談所には裏の目的があることは多いです。

入会し易くする代わりに相談所での活動期間、在籍期間を1日でも長くすることにより、月会費を取り続けるというビジネスモデルなのです。

このような相談所が一番嫌うのは、入会してすぐ結婚相手を見つけて退会して行く会員です。

入会してすぐ結婚相手を見つけて退会して行く会員

これは結婚相談所としては理想であるはずなのに

「すぐに辞めやがって!」

と苦虫を嚙み締めたような顔をしているのだから、このような結婚相談所は悪徳、質が悪いと言えるでしょう。

このような結婚相談所のやり方は会員の希望に敢えて沿わない条件の異性を紹介するところから始めるのです。

会員の希望に沿わない相手を紹介する結婚相談所ならすぐに辞めればいいじゃないか?!

と感じる人もいると思いますが、会員には自分で相手のプロフィールを検索したり、お見合いを申し込ませたりできないシステムにすることにより、相談所からの一方的な紹介にするのです。

それにより、会員は自分とお見合いを希望する相手は現実的にこのような人なのか?

自分の理想とはかけ離れた相手だったのか?

と悩み始めるのです。

その後、いつまでも理想を落とすことができない、自分の好みの相手を探そうとする人に対して

お見合いにつながらない相手を紹介することにより、本人をさらに悩ませて、相談所に長居させるのです。

仮に会員の理想の相手を紹介できる機会があっても、会員がその相手とうまく行ってしまったら、退所をしてしまう、月会費が入らなくなってしまう。

という結論に達し、それが会員の理想であったとしても紹介を行わない場合もあります。

結婚相談所も生き残りをかけたビジネスです。

集客はネットやSNSによって行われますから利用者にとってお得感がある点を最大アピールして来ます。

結婚相談所のシステムは相談所の都合のいいように活用される場合もありますので以下の点に気を付けて選ぶことおススメします。

  • 入会時に30万~50万を活動費合計として取る
  • お見合い料を取らない
  • 成婚料を取らない
  • 月会費を1万円以上取る
  • プラチナコース、エグゼクティブコース等セレブコースを設定している。

見て頂くと分かるように、結婚相談所のビジネスモデルは会員が結婚を決めることで収益を上げるというシステムですが、入会の段階である程度の大きなお金を取るという相談所もあります。

このような相談所は大手企業に多く、集客に多額の広告宣伝費を費やすために会員が結婚を決めるというタイミングまで待てないのが本音でしょう。

もちろん、結婚がなかなか決まらない会員にとって、入会時に何十万も取られて、その後のサポートも不十分、挙句の果てには

「あなたは年収が低いから」

「身長が低いから」

「子供が生める年齢ではないから」

等々

そもそも論になってしまうと結婚相談所のペースですね。

「だって、入会すれば、出会いはいくらでもあると言ったじゃないですか!?」

「理想の結婚相手に出会えると言われたから入会しましたよ!」

というように。

大切なことは自分を知り、それに見合った異性を探すということですね。

もちろん、美女と野獣そんな、一見、不釣り合いなカップルがいないわけではありません。

女性の中には男性の顔写真等見なくても年収だけでお見合いしたい、結婚したいという人がいます。

もちろん、女性たち全員ではないですが、顔や雰囲気よりもまず、年収、譲れない条件があることを考えれば、美女と野獣は当然成立すると言えるでしょう。

そう言われると、自分はとりわけ年収が高くない、身長が高くない、学歴もない

では、理想の結婚相手は難しいのか?

それを解決するのが結婚相談所ではないか?

という声が聞こえてきそうです。

【結婚相談所のあるべき姿】

そのように見てみると、結婚相談所のまず、やらなければならない役割というのは

どう考えても、この人は結婚が難しい?

と思われる人は入会させないということだと思うのです。

もちろん、入会後、新たな性格が分かり、婚活には結婚には向いていないと思うことに気付くかもしれません。

ただ、プロの仲人に聞く限り、本人と10分話せばその人がどんな婚活をして、結婚相手を見つけて行くのか?

すぐに分かると聞きます。

結婚できない人、向いていない人を入会させて、何十万も取るのはあってはならないでしょう。

もちろん、入会金を無料にして、大規模集客を行い、月会費だけで会員に好きなような活動をさせ、辞めたいと言ったら、何が何でも引き留め策を行う。

このような相談所もあってはなりませんね。

理想は入会のハードルを下げる、入会金は3万円以下がよいと思います。

費用は活動に応じて発生するのがよいでしょう。

お見合いが成立してお見合い料が発生します。

お見合いが一回も組めずに、初回何十万もの費用を払わなければならない大手のケースもあります。

ですから、一つの夢がかなう度に、料金が発生するではないですが、結婚が決まったら

当然成婚料が発生する。

結婚が決まるのは最後のステップですから成婚料は最後にお支払するのが当然でしょう。

【会員を選別する国際結婚相談所】

これまで結婚相談所というものが会員に対し、どのようなアプローチをしているのか。

会員となる人は結婚相談所のどの部分で着目すべきかを書いて来ましたが、最後に国際結婚について説明し行きたいと思います。

【男性の夢を叶える最終手段】

国際結婚と言えば、50歳を過ぎた日本人男性と20代そこそこのアジア人女性というイメージを想像できますが、まさに、年配の男性の日本人女性では叶えられなかった夢を叶える方法として注目されています。

ただ、国際結婚は通常の結婚相談所(日本人同士)とは違い、料金体系も違いますし、高額になります。

アジア(ベトナム、中国、タイ)の現地の女性とお見合いするためには現地へと渡航する必要もありますし、最終的に奥様を来日させるという最終目的までサポートするわけですから、まさに、フルマラソンをペースメーカーとして伴走するようなイメージです。

以下、国際結婚(現地)とのスタンダード料金体系

入会金・登録費:3万円

お見合い(1回):1万円~1万5千円

成婚料:120万円

結婚式代:100万~120万円

結納金:30万円~120万円

その他

金の装飾品代

渡航費

宿泊代

移動代

ビザ申請費用(行政書士費用)

上記、メニューを考えますと、現地の女性と結婚まで辿り着くには概算で400万円前後の料金がかかることは理解しておいて下さい。

これは初婚の男性が同世代の日本人女性と結婚する費用と同程度とお考え下さい。

ベトナム人・中国人女性との国際結婚相談室アジアンビューティー

結婚とは冠婚葬祭です。

冠婚葬祭とは結婚相手、亡くなった故人に対する気持ちの部分が大きいです。

一つよりも二つ、二つより三つ、プラスをお相手に届けたいと思う気持ちが大事です。

故に、料金は予想以上に上振れする場合もありますが、太っ腹で対応して下さい。

以前、私が経験した話ですが、その男性はどうしても結婚したいが結婚資金が足りず、相談所に払う成婚料の用意はあるがそれ以上の結婚代は出せないということでした。

結婚式は女性にちってはもちろん、お互い大切なことです。

と説明したところ、男性は顔合わせのお食事会をファミレスのランチ時間にやりたいとの意見でした。

私は悲しくて、男性の入会を断りました。

私のような結婚相談所のお仕事をしている人間の中には結婚を成立させて、成婚料を貰えればいいと考えの人もいるでしょう。

この記事を読んでいる人に言いたいです。

結婚式はファミレスのランチでもいいのですよ。

と言う相談所には絶対入会しないで下さい。

ベトナム人・中国人女性との国際結婚相談室アジアンビューティー

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